サプライチェーン改革を、次のステージへ
本サービス概要、アウトプットとは?
サービス概要
- サプライチェーン計画の次世代ソリューションSAP IBPについて、機能概要を知っていただくと共に、貴社において導入の必要性があるかを簡易診断できます。
SAP IBPとは?
- SAP IBP(Integrated Business Planning)とは、サプライチェーン全体の計画を統合的に管理・最適化するためのクラウドベースの計画ソリューションです。SAPが提供しており、リアルタイム性・柔軟性・シナリオ分析機能などを備え、企業の需要予測、生産計画、在庫最適化などをサポートします。
こんな方にお勧め
- SAP ECCを使用しているが、S/4HANAへの刷新ROIが見えにくい
- 業務改革が経営層に刺さらず、S/4導入の決定打に欠けている
- 需要変動や納期調整に現場が後手対応となり、機会損失が生じている
➡ SAP IBPなら、「S/4のその先」のビジネス効果を具体的に描けます。
本サービスのアウトプット
- SAP IBPの機能・効果のわかりやすい解説資料
- 他社ベンチマーク比較:現状の業務プロセスにおける弱み・強み分析
- 弱みを克服するIBP機能とその導入効果マップ
- 導入ステップ・費用感・体制イメージなどの検討材料
導入の本来価値とは?
消費財メーカー・・・花王株式会社
背景:
- グローバルで多拠点・多SKUを展開する中、需要変動への即応や、サプライチェーン全体の見える化が課題に。
課題: - 地域・製品別にバラバラな需給計画
- 在庫過剰によるコスト増と欠品の発生、
- 需要予測の属人性
IBP導入内容:
- グローバルでの統合需要計画(Demand Planning)と販売・在庫計画(Inventory Optimization)を展開
- 各国からの販売見通しをリアルタイムで一元集約
- 機械学習による需要予測を導入
成果:
- 需要予測精度が平均20%以上向上
- グローバルでの販促・生産の同期率が上昇し、在庫削減
- 計画サイクルの短縮により、意思決定スピードが倍増
製造業・・・三菱電機株式会社
背景:
- 製造拠点と販売網が広域にまたがり、需給計画に遅れが生じることが多かった。
課題: - 国内外拠点間で需給状況の齟齬
- 計画変更時にサプライチェーン全体への影響が見えない
- 属人的なExcelベースの調整作業がボトルネックに
IBP導入内容:
- シナリオプランニング機能により、計画変更に伴う影響分析を事前に実施可能に
- サプライチェーン全体での供給能力・在庫状況をリアルタイムに共有
成果:
- 需給調整リードタイムが40%短縮
- 海外拠点との情報連携が週単位から日単位に
- 欠品率が15%減少
医療・製薬・・・Johnson & Johnson
背景:
- 全世界に医薬品・医療機器を供給する中で、国ごとの法規制や需要変動に柔軟に対応する必要があった。
課題: - サプライチェーンの分断により、欠品・過剰在庫が頻発
- データがサイロ化し、経営層への報告資料の作成に数日かかる
- サプライチェーン計画が短期・中期・長期で分断
IBP導入内容:
- 90か国にまたがる販売・在庫・供給計画をSAP IBPで一元化
- KPIベースのダッシュボードでグローバルの全体状況を見える化
- 月次→週次への計画サイクル短縮を実現
成果:
- 欠品率30%削減、過剰在庫を年間数億円単位で圧縮
- 経営ダッシュボードにより、報告資料作成時間が80%削減
- 計画変更への対応速度が飛躍的に向上
サービス内容、ご提供価格
サービス内容
- IBP概要セッション ※ 詳細は以下表を参照して下さい
① IBPとは?その概要を理解
② IBPの需要予測モデルを理解
③ IBPに触ってみる
- IBP導入後業務とのベンチマーク
- 簡易導入費用、効果試算
提供価格
- 300,000円(税別)・・・貴社訪問に関わる交通費は別途ご請求
弊社サービス、他社との違い
| 弊社 | 他社 |
IBP概要セッション構成 | SCMの業務課題に直結した構成で、業務観点からIBPを理解 | 製品紹介が中心、機能説明・操作体験がメイン |
ベンチマークとの比較観点 | 現行業務プロセスをSCM視点で分解・定量ベンチマーク | ユーザーアンケート等による定性的評価が中心 |
簡易導入費用の提示方法 | 業務範囲・制約条件を踏まえた現実的な導入ステップ&費用設計 | 標準パッケージの定価見積もり提示 |
効果試算アプローチ | SCM KPI(在庫削減率、計画精度向上、欠品率低下)を軸に試算 | 汎用的なROIモデルで提示 |
サービス内容詳細
① IBPとは?その概要を理解
- IBPの全体像と背景
・なぜIBPが必要とされているのか、従来型SCMとの違い
- IBPの構成モジュール紹介
・Demand / Supply / Inventory / S&OP / Control Tower など
- SAP IBPのシステム構成
・クラウドアーキテクチャ(SAP BTP)とExcel UI
- S/4HANAやERPとの連携概要
・Master Data Integration(MDI)の役割
- 主なユースケース紹介
・製造業・小売業での活用シナリオ
- IBP導入の進め方(概要)
・導入ステップと期間感
- Q&A
② IBPの需要予測モデルを理解
- IBP for Demandの基本概念
・プロファイル、タイムプロファイル、計画ビュー
- 需要予測アルゴリズムの種類
・時系列ベース(ARIMA等)、機械学習ベースなど
- 履歴データの取り込みと前処理
・クロスシーズン調整、外れ値処理、プロモーション補正
- 統計的予測モデルの選定と比較
・モデル自動選択と精度評価(MAPE等)
- セグメント別の予測戦略
・ABC/XYZ分析との組み合わせ
- マニュアル調整とコラボレーション
・Plannerによる修正、コメント機能、バージョン管理
- 予測の結果の活用と他モジュール連携
- Q&A
③ IBPに触ってみる
- プランニングビューの使い方
・時系列データの表示・編集・保存方法
- 基本的なForecast Runの実施
・履歴読み込み → 予測モデル適用 → 結果確認
- 予測結果の可視化・分析
・グラフ機能、比較ビューの使い方
- What-if分析の体験
・外的要因や調整後のシナリオ比較
- アラートとKPI確認(Control Tower要素)
・在庫過多・サービスレベル低下の検知
- 振り返り
IBP 簡易診断サービス (IBP導入後業務とのベンチマーク)
No | 評価項目 | 評価観点の説明 | 1(非常に低い) | 2(低い) | 3(普通) | 4(高い) | 5(非常に高い) |
1 | 売上機会最大化 | 欠品防止と需要対応による機会損失の低減 | 販売機会を多数逸失 | 多く逸失している | 一部対応可 | ほぼ対応 | 需要に的確対応・機会最大化 |
2 | 在庫最適化 | 在庫水準、回転率、過剰・欠品のバランス | 過剰/欠品が頻発 | 非効率な在庫管理 | 適正化の兆しあり | 大部分最適化 | 高精度な最適配置 |
3 | 予測精度 | MAPEやサービスレベルなどの精度指標 | ほぼ感覚頼り | 簡易予測のみ | 過去傾向を反映 | 統計予測あり | AI・MLで高精度予測 |
4 | 計画立案スピード | 計画策定〜合意形成までの期間 | 週単位以上 | 数日かかる | ほぼ週次で実施 | 日次レベル | 即日対応が可能 |
5 | サプライチェーン可視化 | マルチ拠点・工程の情報可視化レベル | 見えない | 部分的に可視化 | 表・帳票で見える | 一元的に確認可能 | リアルタイムでモニタ可能 |
6 | 柔軟な対応力 | 需給変動や障害への対応スピード | 個別対応・遅い | 手動で時間がかかる | チーム調整で数日 | What-if活用可 | 即時リプラン可能 |
7 | 計画整合性 | 営業/生産間の整合性・一貫性 | 各部門で異なる | 調整が頻繁 | 基本は一致 | 自動調整あり | 全社統一プランで運用 |
8 | プランナー業務効率 | 計画作業の標準化・自動化度合い | 属人手作業中心 | 一部Excel標準化 | マクロ・ツール併用 | ワークフロー化 | 多くが自動化済み |
9 | 意思決定スピード | 部門横断のS&OPなどの意思決定力 | 合意に時間がかかる | 対話ベースのみ | 月次で検討可 | 定例で可視化運用 | 即時判断と実行まで一体化 |
10 | グローバル標準化 | 複数拠点・地域での業務統一度合い | 全くばらばら | 手法は共有されている | 部分的に統一 | 標準テンプレート化 | 完全統一・共通KPI運用 |
参考価格
- 300,000円(税別)・・・貴社訪問に関わる交通費は別途ご請求
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