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SAP PSとは|プロジェクト原価管理とWBS設計

Project System ― 標準機能・FI/CO統合・工事進行基準

第1章 SAP PSとは

SAP PS(Project System)は、SAP S/4HANAにおけるプロジェクト管理モジュールである。建設・プラント・ITシステム開発・受注製造など、期間とコストを管理しなければならないあらゆる業種で使用される。

PSの特徴は「WBS(Work Breakdown Structure)」という階層構造でプロジェクトを分解して管理する点にある。WBS要素ごとに予算・実績コスト・売上収益を集計でき、FI・CO・MM・PP・SDと密接に統合されている。

1-1 PSが対象とする業種と業務

業種 代表的プロジェクト PSの役割
建設・土木 橋梁・ビル・道路建設 工事原価管理・工事進行基準対応
プラントエンジニアリング 工場建設・設備設置 資材調達・製造指図との連携
ITシステム開発 基幹システム構築 フェーズ管理・人員コスト集計
造船・航空機 受注生産品の製造 製番管理・部品調達との統合
公共工事 インフラ整備 補助金・予算管理・決算報告

1-2 PSの基本構成オブジェクト

オブジェクト 説明 主なトランザクション
プロジェクト定義 プロジェクト全体のヘッダー情報 CJ01/CJ20N
WBS要素 プロジェクトを階層分割した作業単位 CJ01/CJ20N
ネットワーク 作業(活動)の順序・期間を管理するスケジューラー CN21/CJ20N
活動 ネットワーク内の個別作業単位 CJ20N
マイルストーン 重要な完了イベント(請求トリガー等) CJ20N

WBS要素は「請求要素」「原価計上要素」「計画要素」として機能を分担させる設計が一般的である。特に請求要素(Account Assignment Element)はFI/SDへの転記先として機能する。

仕訳の自動生成・在庫移動・ワークフロー

PSはプロジェクトの費用発生から収益認識・資産計上まで、FIへの仕訳生成を一貫して制御します。月次WIP計算・CJ88決算処理・マイルストーン請求が自動的にFI仕訳を生成し、プロジェクト損益をリアルタイムに財務諸表へ反映します。

PSのプロセス FI仕訳の自動生成内容 関連Tx
費用発生 (購買・労務費・旅費等) 費用勘定 ← 買掛金/未払費用 WBSへ原価転記(CO側で集計) MIRO/FB60/CAT2
月次WIP計算 (CJKA/CJ9BS) 仕掛品(WIP勘定) ← 原価勘定 月末にFIへ自動転記(KKAF) KKA2N / KKAF
マイルストーン達成 →自動請求 SDの請求書が自動作成(VF01連携) 売掛金 ← 売上高仕訳を自動生成 VF04 / マイルストーン設定
プロジェクト決算 (CJ88) 費用を固定資産(AA)・ 原価センタ・製品原価へ精算転記 (プロジェクト費用の最終振替) CJ88 / 決算ルール設定
プロジェクト完了 (TECO/CLSD) 残余WIPの清算仕訳 固定資産計上の最終化 CJ02 / KO88
▌ ワークフロー:予算承認・ステータス管理・マイルストーン

・予算超過検知WF:WBS要素の実績費用が承認予算に近づいた時点(例:90%到達)で、PMOへ自動警告通知

・予算追加承認:予算超過が見込まれる場合、PS(CJ30/CJ36)から予算補正依頼を起票→上長→経営承認のWF

・プロジェクトステータス変更のWF:ステータス(OPEN→TECO)変更時に、PMOリーダー承認を必須とする内部統制設定が可能

・マイルストーン達成承認:顧客承認が必要なマイルストーンは、達成確認→顧客サインオフ→SD請求トリガーの流れをWFで自動制御

第2章 WBS設計とプロジェクト管理

2-1 WBS設計の基本思想

WBSは「いつ・どこで・いくらかかるか」を可視化するための骨格である。設計の良否がプロジェクト管理全体の品質を左右する。

  • レベル1:プロジェクト全体(例:A-PROJ)

  • レベル2:フェーズ/工区(例:A-PROJ-01 基本設計、A-PROJ-02 詳細設計)

  • レベル3:成果物/工種(例:A-PROJ-01-01 要件定義書作成)

  • レベル4(任意):作業パッケージ

【設計ポイント】 請求・原価・計画の各属性は異なるWBSレベルに持たせることで、精度の高い予実管理が可能になる。請求要素は通常レベル2に設定し、コスト集計はレベル3で行う設計が多い。

2-2 プロジェクトの日程管理

ネットワークとWBS要素を組み合わせることで、ガントチャートに相当するスケジュール管理ができる。ネットワーク上の活動(Activity)にリソース(作業区・人員)を割り当てると、原価が自動的にWBSに転記される。

機能 説明 使用場面
最早・最遅日程 CP法による前向き・後ろ向き計算 クリティカルパス特定
基準日程 承認済みの計画スケジュール 実績との乖離分析
フォーキャスト 将来工程の再計画 工程遅延時の着地予測
マイルストーン 契約上の重要完了日 請求・決算のトリガー

2-3 プロジェクト予算管理

WBS要素には「オリジナル予算」「現行予算」「補正予算」の3種類が存在する。予算超過時のアベイラビリティ確認はPS-FI連携で実現される。

CJ30 :

プロジェクト予算登録

CJ32 :

補正予算

CJ40 :

原価計画(ボトムアップ積み上げ)

S_ALR_87013558 :

予実差異レポート

第3章 PS-FI統合

3-1 PSとFIの連携構造

SAP PSにおいて、費用・収益はWBS要素を経由してFI(財務会計)のG/L勘定へ転記される。S/4HANAではUniversal Journal(ACDOCAテーブル)によりCOとFIが統合されており、WBS要素への転記はリアルタイムでG/L勘定・利益センタへも反映される。

PS側オブジェクト FI側転記 転記タイミング
WBS要素(費用) 費用勘定(G/L)へ借方 購買発注・製造指図確認・時間入力時
WBS要素(収益) 売上勘定(G/L)へ貸方 請求書発行時(VF01)
マイルストーン 請求書作成トリガー マイルストーン達成確認時
プロジェクト決算(CJ88) 仕掛→費用振替 月次・期末決算時

【Universal Journal】 S/4HANAではFI/COがACDOCAテーブルに統合されており、WBS要素への転記は同時にG/L勘定・利益センタ・原価センタへ反映される。ECC時代のCO-PA転記とは仕組みが異なる点に注意。

3-2 収益認識と工事進行基準(POC法)

日本の収益認識会計基準(ASC606/IFRS15相当)では、一定期間にわたって充足される履行義務について「進捗度に応じた収益認識」が求められる。建設業・エンジニアリング業ではこれが工事進行基準として運用される。

SAPでは「収益認識(Revenue Recognition)」機能とDIP(Dynamic Item Processor)を組み合わせて実装する。

3-2-1 工事進行基準のフロー

ステップ SAP処理 トランザクション
①受注計上 受注伝票登録(WBS要素を勘定割当先に指定) VA01
②進捗測定 完成工事高の算定(原価率法または物理的進捗法) CN47/外部入力
③DIP設定 動的品目プロセッサで請求可能金額を計算 DP90
④請求書作成 プロジェクト請求書(マイルストーンまたは進捗請求) VF01
⑤収益認識転記 収益を会計期間に配分して転記 VF44/VF47
⑥月次決算 仕掛品残高をCJ88で振替(原価消化) CJ88

3-2-2 DIP(Dynamic Item Processor)の役割

DIPはWBS要素に集計された実際原価を読み取り、請求可能金額(=売上)を自動計算するエンジンである。原価率法であれば「(実際原価累計)÷(完成工事予算)× 請負金額」を算出する。

DP90 :

実費精算プロジェクト請求書の作成(DIP経由)

VF01 :

請求書(インボイス)発行

VF44 :

収益認識の実行

⚠ DIPのプロファイル設定(SDモジュール側)とWBS要素の原価要素グループ設定が一致していないと、請求可能金額の計算が正しく行われない。導入時に詳細なテストが必要。

3-3 マイルストーン請求

工事進行基準ではなく、契約上の完了イベント(マイルストーン)に連動して請求書を発行するのがマイルストーン請求である。受注伝票(VA01)の請求計画にマイルストーン参照を設定する。

契約条件 SAP設定 動作
着手時30%請求 マイルストーン1:着手確認 マイルストーン達成→VF01で即時請求可能化
中間検収時40% マイルストーン2:中間検収 同上
引渡し完了30% マイルストーン3:最終検収 同上

CJ20N :

WBS要素にマイルストーン設定

VA01/VA02 :

受注伝票の請求計画にマイルストーン参照を設定

VF01 :

マイルストーン達成後に請求書発行

第4章 PS-CO統合

4-1 PSとCOの関係

COにはCCA(原価センタ会計)、内部指図、CO-PA(利益センタ会計)などのオブジェクトが存在するが、PSのWBS要素はCO内部指図に相当する「原価集計オブジェクト」として機能する。

COオブジェクト 特徴 使い分け
原価センタ 固定・継続的な部門コスト集計 人件費・間接費の部門管理
内部指図 一時的・単発のコスト集計 修繕工事・小規模プロジェクト
WBS要素 階層的・長期のプロジェクトコスト集計 大規模プロジェクト・工事進行基準対象
利益センタ 事業単位での損益管理 全オブジェクトに付随して集計

【使い分け基準】 期間が短く予算規模が小さい案件(目安:6ヶ月未満・1千万円未満)は内部指図で管理し、それ以上はWBS要素を使うことが多い。ただし工事進行基準対象はWBS要素が必須。

4-2 原価センタからWBSへの費用配賦

プロジェクトに従事する技術者の人件費は、通常まず原価センタに集計される。その後、活動確認(時間入力)または配賦(KSV5/KSU5)によってWBS要素に転記される。

  • 方法1 活動確認(時間入力):CN25/CATS → 工数×活動タイプ単価でWBS要素に転記

  • 方法2 配賦周期:KSU5/KSV5 → 月次で原価センタ→WBS要素に一括配賦

  • 方法3 手動振替:KB11N → 個別に転記

CATS :

勤怠・工数入力(Time Sheet)

CN25 :

プロジェクト活動確認(工数入力)

KSV5 :

配賦周期の実行(原価センタ→WBS/内部指図)

4-3 計画コストとEVM(アーンドバリュー管理)

SAP PSはアーンドバリュー管理(EVM)に対応しており、以下の指標を標準で算出できる。

指標 計算式 意味
PV(計画価値) 基準スケジュール上の計画コスト 当初どれだけコストをかけるはずだったか
EV(アーンドバリュー) 完成した作業の計画コスト どれだけの価値を生み出したか
AC(実際コスト) WBS要素の実際費用 実際にいくら使ったか
SPI(スケジュール効率) EV÷PV 1.0未満=遅延
CPI(コスト効率) EV÷AC 1.0未満=予算超過

CN41 :

プロジェクト情報システム(コスト分析)

S_ALR_87013532 :

プロジェクト予実比較レポート

第5章 プロジェクト決算

5-1 月次決算の流れ

プロジェクト月次決算では、WBS要素に集計された仕掛品(原価)を損益計算書に反映させる処理を行う。工事進行基準ではこの月次決算が特に重要である。

ステップ 処理内容 トランザクション
①原価集計確認 当月のWBS実績コスト確認 CJ20N/CN41
②進捗率入力(任意) 物理的進捗率の入力 CN47
③収益認識実行 売上・仕掛を会計期間に配分 VF44
④WBS決算(CJ88) 仕掛品→費用(完成工事原価)への振替 CJ88
⑤残高確認 BS・PLのプロジェクト残高チェック S_ALR系レポート

5-2 CJ88(決算処理)の詳細

CJ88はプロジェクトの「期末決算」トランザクションであり、WBS要素に蓄積された仕掛品残高を費用へ振替(または繰延)する。工事進行基準では収益認識との整合が必要。

CJ88 :

WBS要素の決算(Settlement)実行

【決算ルール】 CJ88の動作は「決算プロファイル」と「決算ルール」で制御される。振替先(G/L勘定・原価センタ・利益センタ等)は決算ルールで定義する。プロジェクト終了時は「最終決算」を実行し、仕掛残高をゼロにする。

⚠ 未決算のWBS要素があると、B/S上に仕掛品残高が残り続ける。月次・期末のクロージングチェックリストに必ずCJ88を含めること。

5-3 プロジェクト完了と資産計上

建設・設備投資プロジェクトの場合、完成後に固定資産として資産計上する必要がある。PSのAuC(建設仮勘定)機能を使い、WBS要素→AuC→固定資産の流れで処理する。

AIAB :

AuC(建設仮勘定)への配賦

AIBU :

AuCから本固定資産への振替

AS91 :

固定資産マスタの作成

第6章 End-to-End業務フロー

6-1 受注型プロジェクト(工事進行基準適用)

フェーズ 業務 主なトランザクション 関連モジュール
プロジェクト立上げ WBS作成・予算登録 CJ01/CJ30 PS
受注 受注伝票登録・WBS紐付け VA01 SD
調達 購買依頼→発注→入荷 ME51N/ME21N/MIGO MM
作業 ネットワーク活動確認・工数入力 CN25/CATS PS/CO
進捗報告 マイルストーン達成・進捗率入力 CJ20N/CN47 PS
請求 DIPによる請求書作成・発行 DP90/VF01 SD
収益認識 収益を会計期間に配分 VF44 FI/PS
月次決算 CJ88でWBS決算 CJ88 PS/FI
プロジェクト完了 最終決算・固定資産振替 CJ88/AIAB/AIBU PS/FI/AA

6-2 社内プロジェクト(投資・コスト管理)

社内IT投資・設備投資プロジェクトでは、売上収益は発生せず原価管理と予算管理が主目的となる。工事進行基準は不要だが、AuCを使った資産計上が必要な場合がある。

フェーズ 業務 トランザクション
予算立案 WBS作成・原価計画 CJ01/CJ40
資材調達 購買発注・入荷 ME21N/MIGO
外注 外注発注・役務入荷 ME21N/MIGO/ML81N
月次予実管理 コストレポート確認 CN41/S_ALR_87013532
完了・資産化 AuC振替・固定資産計上 AIAB/AIBU
プロジェクト完了 最終決算 CJ88

第7章 PSの主要設定(SPRO)

7-1 プロジェクトプロファイル

プロジェクトプロファイルはWBS作成時に適用するテンプレートであり、会計パラメータ・計画パラメータ・決算パラメータを定義する。

OPS1 :

プロジェクトプロファイルの設定

OPS2 :

ネットワークプロファイルの設定

OPSA :

WBS要素プロファイルの設定

7-2 決算プロファイルと決算ルール

OKO7 :

7-2 決算プロファイルと決算ルール

7-2 決算プロファイルと決算ルール

7-2 決算プロファイルと決算ルール

7-2 決算プロファイルと決算ルール

7-2 決算プロファイルと決算ルール

7-2 決算プロファイルと決算ルール

7-2 決算プロファイルと決算ルール

7-2 決算プロファイルと決算ルール

決算プロファイルの設定

OKO6 :

振替先構造の設定

【設計ポイント】 決算プロファイルでは、WBS要素の未決算残高をどのG/L勘定・原価センタに振替えるかを定義する。工事進行基準プロジェクトと社内投資プロジェクトで異なるプロファイルを使い分けることが多い。

7-3 収益認識設定

OKG1 :

7-3 収益認識設定

7-3 収益認識設定

7-3 収益認識設定

7-3 収益認識設定

7-3 収益認識設定

7-3 収益認識設定

7-3 収益認識設定

7-3 収益認識設定

収益認識メソッドの設定

OKG8 :

結果分析バージョンの設定

【POC法設定】 収益認識メソッドで「原価ベース(POC)」を選択すると、(実際原価÷予算原価)×受注金額 で収益が計算される。メソッド選択と結果分析バージョンのペアが正しく設定されている必要がある。

7-4 番号範囲

CJ82 :

7-4 番号範囲

7-4 番号範囲

7-4 番号範囲

7-4 番号範囲

7-4 番号範囲

7-4 番号範囲

7-4 番号範囲

7-4 番号範囲

プロジェクト定義番号範囲

CN42 :

ネットワーク番号範囲

7-5 ステータス管理

WBS要素・ネットワーク・活動にはシステムステータス(CRTD/REL/TECO/CLSD)が存在し、転記や変更の許可を制御する。

ステータス 意味 この状態でできること
CRTD(作成済) 初期作成状態 マスタ編集のみ
REL(リリース済) 転記可能状態 コスト・収益の転記が可能
TECO(技術完了) 技術的完了 新規転記不可、決算処理可
CLSD(完了) 最終クローズ すべての転記・変更不可

CJ20N :

ステータス変更(リリース・完了等)

⚠ ステータスがRELでない場合、購買依頼・製造指図・コスト転記ができない。プロジェクト開始前にリリース処理を必ず実施すること。

第8章 主要レポートとモニタリング

CN41 :

第8章 主要レポートとモニタリング

第8章 主要レポートとモニタリング

第8章 主要レポートとモニタリング

第8章 主要レポートとモニタリング

第8章 主要レポートとモニタリング

第8章 主要レポートとモニタリング

第8章 主要レポートとモニタリング

第8章 主要レポートとモニタリング

プロジェクト情報システム(コスト・スケジュール分析)

S_ALR_87013532 :

プロジェクト:計画/実績/差異

S_ALR_87013558 :

WBS要素別予実比較

CJ2B :

プロジェクト計画ボード(ガントチャート)

KKA3 :

結果分析(収益認識)レポート

CJI3 :

プロジェクト実績ラインアイテムレポート

S_ALR_87013014 :

プロジェクト収益レポート

付録 SAP PS 主要トランザクション一覧

カテゴリ T-Code 内容
プロジェクト管理 CJ01 プロジェクト定義作成

CJ20N

プロジェクトビルダー(WBS・ネットワーク統合編集)

CJ30

プロジェクト予算登録

CJ40

プロジェクト原価計画

CJ88

プロジェクト決算(Settlement)

CJ2B

プロジェクトビジュアルボード
ネットワーク CN21 ネットワーク作成

CN25

活動確認(工数入力)

CN47

進捗率入力
収益認識 DP90 DIP請求書作成

VF44

収益認識実行
レポート CN41 プロジェクト情報システム

CJI3

プロジェクトラインアイテムレポート

KKA3

結果分析レポート
資産化 AIAB AuC配賦

AIBU

固定資産振替

SAP PS でできること ── プロジェクト管理の主要機能と操作

SAP PS(Project System)は、プロジェクトの計画・実行・コスト管理・収益認識を統合するモジュールです。WBS(Work Breakdown Structure)による予算管理、ネットワーク活動によるスケジュール管理、マイルストーン請求など、受注型製造業やエンジニアリング企業のプロジェクト経営を支援します。

▌ ①WBSによる予算・コスト管理

・WBS要素ごとに予算を設定(CJ30)。実績費用の転記時に予算超過を自動チェック・警告

・コミットメント管理:発注書・購買依頼の時点で将来費用を予算に反映

・予算移管:WBS間での予算の組み替えをトランザクション(CJ37)で管理

・原価レポート:プロジェクト・WBS別の計画/実績/残予算をリアルタイム表示

▌ ②ネットワーク活動によるスケジュール管理

・作業(Activity)をネットワークで定義し前後関係(依存関係)を設定

・最早開始日・最遅開始日の自動計算(クリティカルパス分析)

・リソース(人員・機械)のアサインと負荷確認

・ガントチャート(CN21):プロジェクトスケジュールの可視化と画面上での更新

▌ ③マイルストーン請求と収益認識

・マイルストーンに請求トリガーを設定:工程完了時に自動的にSD請求書を作成

・出来高請求(POC:Percentage of Completion):進捗率に応じた収益認識

・IFRS 15対応:履行義務ごとの取引価格配分と収益認識タイミング制御

・プロジェクト損益:売上・原価・利益をWBS単位でリアルタイム集計

執筆者:Tsujita(サプライチェーン領域)

需給計画とプロジェクト型ビジネスの業務設計を担当。グローバルSCMの統合設計を得意としています。

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