「乗り切る」移行は、3年後にまた同じ壁にぶつかる。
SAP ECCの保守期限が迫るなか、「とにかく期限に間に合わせる」移行を急ぐ企業が増えています。組織・マスタの乱立やアドオンの膨張を抱えたまま移行すれば、同じ課題を新システムに持ち越すだけです。P&Wは、移行の前に土台を治療し、アドオンを減らして、現場が使える基幹システムへ導きます。
なぜ、多くのSAP移行が「同じ問題」を持ち越すのか
期限に追われた移行プロジェクトほど、現行システムの歪みをそのまま新環境へ引き継ぎがちです。私たちが支援の現場で繰り返し目にする、3つの落とし穴です。
組織・マスタの複雑化
会社コードや原価センタ、利益センタなどの組織マスタが年々増殖し、SAP標準の管理会計・収益性分析機能が動かない状態に陥っている。
アドオンのブラックボックス化
標準機能で対応できるはずの処理まで個別アドオンで作り込まれ、保守負荷とカスタム開発コストが積み上がり、次期システムでも同じ構造を再生産してしまう。
Excel依存による分断
システム内でデータが完結せず、月次集計や損益把握を現場のExcel手加工に頼る運用が常態化し、移行後もその運用ごと引き継がれてしまう。
移行の前に「治療」する、4つのステップ
莫大な投資とリスクを伴う全面刷新(フルリビルド)は避け、現行システムを活かしながら、経営判断を阻害している歪みだけを治療・再構築します。
現状診断(Fit to Standard分析)
標準機能とアドオンを機能単位で棚卸し。「本当に必要なアドオンか」「Fiori標準やCDS Viewなど標準機能で代替できないか」を見極めます。
組織・マスタの適正化
会社コード・原価センタ・利益センタなど組織マスタの重複・冗長化を整理し、管理会計や収益性分析が機能する土台をつくります。
アドオン削減とFit to Standard実装
業務ごとに乱立したアドオンを、Fiori標準画面やCDS View、実績のある3rdパーティツールへ計画的に置き換え、保守負荷とカスタム開発コストを圧縮します。
段階的ロールアウト
影響範囲の小さい拠点でパイロット導入し「型」を確立したうえで、複数拠点へ標準化して横展開。最後に本丸拠点へ適用し、一斉移行のリスクを避けます。
対応モジュール
FI/CO(財務・管理会計)を軸に、SD・MM・LE・PP・QMまで業務領域を横断して支援します。
財務会計
総勘定元帳・売掛/買掛管理・固定資産管理など、財務状況をリアルタイムに把握する基盤を整備します。
管理会計
原価センタ・利益センタ別の原価管理、製品別収益性分析を機能させ、経営判断に資するデータをつくります。
販売管理
受注から出荷・請求までを統合し、価格設定や在庫引当を含めた販売プロセスを最適化します。
購買・在庫管理
購買依頼から発注、入出庫までを一元管理し、需給バランスの最適化とサプライチェーンの効率化を支援します。
物流管理
倉庫管理・輸送計画・配送追跡を統合し、出荷の正確性とスピードを高めます。
生産計画/管理
MRPによる資材計画、製造指図の運用を整備し、実際原価の基礎データを収集できる体制をつくります。
品質管理
検査計画・品質検査・不適合品管理を他モジュールと連携させ、サプライチェーン全体の品質保証を支援します。
こんなお悩みに対応します
SES型の人材派遣は行わず、構想から実装まで一貫してチーム型で支援します。
SAPを導入中だが、アドオン膨大でリスケを繰り返している
他社ケースとの対比から停滞・オーバーランするプロジェクトの課題を診断し、立て直し施策の構築から実行までを伴走支援します。
工場にSAP導入を進めたいが、何をしたらよいかわからない
弊社テンプレートを活用し、現状業務プロセス分析・あるべき姿定義からパッケージ選定までを支援します(S/4HANA-MM/PP/QM)。
会計でSAP導入を進めたいが、何をしたらよいかわからない
弊社テンプレートを活用し、現状業務プロセス分析・あるべき姿定義からパッケージ選定までを支援します(S/4HANA-FI/CO、グローバル対応含む)。
SAP-Public Cloudを導入中だが、専門用語ばかりで理解が追いつかない
SAP知見者と業務支援可能メンバーを派遣し、業務ユーザー側の立場で作業を代行します。
PLM/ERP/MES領域の改革構想を立ち上げたいが、何から手をつければよいかわからない
ボトムアップの課題整理とトップダウンの経営課題整理を行った上で、弊社テンプレートを基に解決策を検討し、ROIを導出します。
DXに手をつけたいが、何をすべきか整理できていない
事業計画と競合ベンチマークを整理し、取り組むべきテーマ(業務改革・システム化構想)を明確化し、計画立案から実行までをサポートします。
まず、御社の現状を診断してみませんか。
まだ構想段階でも、期限が迫っていて焦っている状態でも構いません。無料のSAPかんたん診断、または30分の無料相談からお気軽にどうぞ。